1954-04-21 第19回国会 衆議院 人事委員会 第16号
ところが日本ではビユーロークラシーが強固でありまして、特権的な官僚階級ができ上つた。そしていろいろむずかしい法律をつくつて、その牙城に立てこもつておる。そういう特権階級であつたはずのものが、戦後に人事院という変なやつができて来て、自分のなわ張りを荒らしに来た。それで頭のよい官庁の人たちが集まつて、こじゆうとめが集まつて、人事院をいじめておる。
ところが日本ではビユーロークラシーが強固でありまして、特権的な官僚階級ができ上つた。そしていろいろむずかしい法律をつくつて、その牙城に立てこもつておる。そういう特権階級であつたはずのものが、戦後に人事院という変なやつができて来て、自分のなわ張りを荒らしに来た。それで頭のよい官庁の人たちが集まつて、こじゆうとめが集まつて、人事院をいじめておる。
今日わが國民階層の中で一番勉強しないのは官僚階級でありまして、國民はよくそれを知つておるのであります。しかるに、議会も國民も官僚以上に無能力かのごとき意味にも解せられるあの文章によつて、官僚たちは、議会や國民はなおわれに及ばずと、ますます独善の意氣をたくましくし、國民はますます卑屈になる惡い結果が生ずると思うのであります。